平成16年度 第5回ベストスイマー表彰式・懇親パーティー

 6月18日(金)、東京・帝国ホテル「光の間」にて、協会役員・賛助会員・加盟登録クラブ・報道関係者・一般参加者総勢200余名が出席し、「第5回ベストスイマー表彰式」が開催された。

 元気な水で元気に泳いで健康に

▲左から中尾ミエさん・かたせ梨乃さん・阿木燿子さん・葉室三千子さん・東庄五郎さん
 定期的に泳ぐことを通して水泳の普及と発展に貢献した方々を表彰する、ベストスイマー表彰式。5回目の今年度は、東庄五郎(サンウェイ横浜スポーツセンター所属)さん、葉室三千子(KSS鳳スイミングスクール所属)さん、阿木耀子(作詞家)さん、かたせ梨乃(女優)さん、中尾ミエ(女優)さんの五名が受賞されました。
 式典は、正村会長の「何億個とある星の中で水と緑のある地球という星。豊かな水に恵まれて、水を媒体として健康づくりを推進している私達にとっては、元気な水の中で、元気に泳ぎ、素晴らしい容姿を作られ維持している皆様をお迎えして懇親の場を持たせて戴きますことを感謝しております」の挨拶で幕を開けました。
▲花束を手に東庄五郎さん
 東庄五郎さんは、マスターズ世界記録保持者で現在92歳。元は陸上選手で、東京オリンピック男子100m決勝では審判員を務めた経歴の持ち主です。本格的に水泳を始めたのが67歳の時と話す東さんは、旧知の木原光知子さんのインタビューに「大変嬉しい。陸上から水泳に入った人間ですけど、このような壇上に上がれて最高です」と慶びの声を聞かせて下さいました。
 葉室三千子さんは84歳。マスターズ世界記録保持者で、先般イタリアで開催されたマスターズ世界大会では、出場した50m・100m・200m平泳ぎ、200m個人メドレーで金メダルを獲得しました。「1つでも取れたらいいなと思っていましたが、全部取れてびっくりしました」と獲得したメダルを披露して下さいました。

 積み重ねが形ある賞になる喜び

▲かたせ梨乃さん、阿木燿子さんを囲んで ▲ご夫君の葉室鐡夫さんと笑顔の葉室三千子さん

 作詞家以外に作家、女優、経営者としての顔を持ち多忙な日々を過ごす阿木耀子さんは、「肩こりが激しいのと、泳げるようになるのは子どもの頃からの夢」が水泳を始めるきっかけでした。インタビューに「週3回は泳いでいます。今朝も泳いできました。1時間でも時間があったらプールへ行きます」。雑誌などで「健康法は水泳」と水泳の良さをPRして下さっています。
 「顔を水につけられなかったので、最初に覚えたのは背泳ぎ」と話すかたせ梨乃さん。「25m先が大島くらい遠く感じた」かたせさんですが、今では1日に1km、週5日泳ぐほどの水泳ファン。最近は泳ぐだけでなく水着のプロデュースをするほどの水泳通です。「毎日毎日積み重ねてきたことを、形のある賞にして戴けた事がとても嬉しい」と受賞の喜びを満面の笑みで話して下さいました。
▲中尾ミエさん、木原光知子さんと
一緒に笑顔!
 歌、ドラマ、映画、舞台、ミュージカルと活躍されている中尾ミエさんは、受賞の喜びを「すっごく嬉しい。自分の人生に、こんなことがあるなんて想像もしなかったから」と、涙ぐみながら受賞の喜びをお聞かせ下さいました。「ウーマンズマスターズ水泳に出られるだけで満足だったのに、世界大会もあると言われた時は、私の人生にそんなことがあり得るの?」と思い、「私選手なんだ!と貴重な体験をさせてもらった」と水泳と出会えた喜びをお話くださいました。
 ユーモアとウイットに富んだ木原光知子さんのインタビューに、受賞者からも会場からも笑顔と歓声が途切れることはありませんでした。
 阿木さん、かたせさん、中尾さんには「名誉水泳十段位」が贈られ「水泳名人」の称号が与えられました。
 初夏の宵、笑顔が満ち溢れた式典は、華やかな余韻を残し幕を閉じました。


これまでのベストスイマー表彰式・懇親パーティーの模様はこちらです。
     


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