第12回JSCAマスターズカップ


▲3年ぶりの雪辱を果たし優勝の柏洋スイマーズ
 平成17年8月21日(日)千葉国際総合水泳場において、「第12回JSCAマスターズカップ」が開催されました。

 昨年とは打って変わった晴天のもと、出場クラブ数43クラブ、総勢530名の選手が、50m・100mのスプリント競技とリレー種目の全20種目で熱戦を繰り広げました。
 定刻より5分早い午前8時55分に開門。待ち並んでいた選手達は一斉に入場し、ウォーミングアップを開始しました。定刻に開始された競技は順調に進行し、午前の部の最終レース、男子200mメドレーリレー終了後に開会式と連続出場者の表彰式がプールサイドにて行われました。
 宮本久義大会委員長の開会挨拶に続き、連続出場者の表彰式が行われ、5回連続出場者9名、10回連続出場者8名の選手に、賞状と記念品が授与されました。
 その後再開された午後の競技では、大会新記録47個が樹立される、白熱したレースが展開されました。そして午後4時30分には全競技が終了し、結果発表と表彰式が執り行われました。
 注目のクラブ対抗総合成績では、強豪「柏洋スイマーズ」が3年ぶりの雪辱を果たし、見事、優勝旗と優勝カップを手にしました。昨年の覇者「オアフクラブ紀尾井町」は残念ながら3位に甘んじ、必勝を期して長野から大選手団を組んで臨んだ「AFAS」は、「柏洋スイマーズ」を猛追するも及ばず、準優勝に終わりました。
 特筆すべきは新進気鋭のチームの台頭で、「ナイス・スポーツ東京」の活躍が目覚ましく、強豪の牙城を突き崩し、堂々の5位入賞を果たしました。
 また、個人表彰では各年齢別男女28名の選手に「ベストマスターズ賞」が贈られ、今夏の「マスターズカップ」は盛況のうちに閉幕しました。

▲連続10回出場者 ▲連続5回出場者

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プールサイド・インタビュー

 
 
日高 澄 さん
75歳区分(柏洋スイマーズ)
  江波戸 勝枝 さん
85歳区分(オアフクラブ紀尾井町)
 「生まれ育ったのが宮崎の日南海岸でしたので、子供の頃から海に親しみ、学生時代は漕艇部に所属しボート競技に夢中で、海とは切っても切れない生活を送っていました。
 水泳を本格的に始めたのは60歳を迎えたときからで、水泳歴はもう20年になります。今日はクラブの仲間たちと一緒に参加しています。以前はバタフライにも出場していましたが少々きつくなり、今日は50m背泳ぎと平泳ぎに出場しました。
 水泳の練習は週に1〜2回程度ですが、規則正しい生活を送ることができ、体調もよく本当に感謝しています。現在79歳ですが、来年は年齢区分が上がるので楽しみにしています。」
*泳がれた直後の、まだ息が整わない状態でのインタビューでしたが、明るく楽しい会話で応じて頂きました。
   「今年の3月で85歳になりました。満州で育ちましたが、水泳は子供の頃から大好きで、その当時、満州の高等学校にはプールがあってよく泳いだものでした。
 自宅近くのクラブで水泳を始めてから10年ほどになりますが、オアフクラブに移ってからマスターズ水泳を始めました。目標ができて充実した毎日を送っています。
 現在は週3回くらい泳いでいますが、水泳を続けてよかったと思うことは、普段の生活にリズムが生まれ、なによりもいつも健康でいられることです。これからも元気で、続けられる限り泳いでいきたいと思います。」
*常にやさしい笑顔でお話頂きましたが、50m自由形では大会新記録を樹立し、女子85〜89歳区分でベストマスターズ賞を受賞されました。


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