公認水泳教師・公認水泳上級教師の概要について

1)公認水泳教師の場合

  1. 受講対象者:18歳以上
  2. 講習時間数:共通科目 I、II、III 152.5時間  専門科目 80時間以上(通信講習を含む)
  3. 資格取得期限:4年間(講習会受講開始後4年間以内に公認水泳教師資格を取得しなければなりません。)
  4. 公認水泳教師資格取得のためのフローチャート
専門科目(専門科目を対象別講習会に科目を振り分けて履修するものです)(中央講習50時間、通信講習34時間、合計:84時間)
・水泳基本講習会修了
・幼児水泳インストラクター講習会修了
・学童水泳インストラクター講習会修了
・成人水泳インストラクター講習会修了
・競技水泳インストラクター講習会修了
・水泳安全管理講習会修了
(各講習会の試験に合格しなければなりません)
共通科目(152.5時間)修了
(試験に合格しなければなりません)
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公認水泳教師資格取得

2)公認水泳上級教師の場合

  1. 受講対象者:20歳以上
  2. 講習時間数:共通科目 IV 40時間 専門科目 60時間以上(通信講習を含む)
  3. 資格取得期限:4年間(公認水泳教師資格取得を前提に、講習会受講開始後4年間以内に公認水泳上級教師資格を取得しなければなりません。)
  4. 公認水泳上級教師資格取得のためのフローチャート
専門科目(専門科目を対象別講習会に科目を振り分けて履修するものです)(中央講習32時間、通信講習32時間、合計:64時間)
・ベビースイミングインストラクター講習会修了
・高齢者水泳インストラクター講習会修了
・妊婦水泳インストラクター講習会修了
・水泳施設運営管理講習会修了
(各講習会の試験に合格しなければなりません)
共通科目(40時間)修了
(試験に合格しなければなりません)
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公認水泳上級教師資格取得

専門科目履修のための対象別講習会を修了した場合について

1)公認水泳教師の専門科目の履修を修了した場合:
  (各対象別講習会を受講修了し試験に合格をした場合は、履修証明書を発行されます。
   なお、全講習会を修了した場合は、専門科目修了証明書が発行されます。)

 ・水泳基本講習会修了とは
    水泳指導の基本的な技術を有し、水泳指導者の下で、水泳指導ができるものです。
 ・幼児水泳インストラクター講習会修了とは
    幼児水泳指導の知識と技能を有し、幼児水泳の指導ができるものです。
 ・学童水泳インストラクター講習会修了とは
    学童水泳指導の知識と技能を有し、学童水泳の指導ができるものです。
 ・成人水泳インストラクター講習会修了とは
    成人水泳指導の知識と技能を有し、成人水泳の指導がで きるものです。
 ・競技水泳インストラクター講習会修了とは
    競技水泳指導の知識と技能を有し、競技水泳の指導ができるものです。
 ・水泳安全管理講習会修了とは
    水泳安全管理の知識及び、心肺蘇生法の技術を有するものです。

2)公認水泳上級教師の専門科目の履修を修了した場合:
  (各対象別講習会を受講修了し試験に合格をした場合は、履修証明書を発行されます。
   なお、全講習会を修了した場合は、専門科目修了証明書が発行されます。)

 ・ベビースイミングインストラクター講習会修了とは
    ベビースイミング指導の知識と技能を有し、ベビースイミングの指導ができるものです。
 ・高齢者水泳インストラクター講習会修了とは
    高齢者水泳指導の知識と技能を有し、高齢者水泳の指導ができるものです。
 ・妊婦水泳インストラクター講習会修了とは
    妊婦水泳指導の知識と技能を有し、妊婦水泳の指導ができるものです。
 ・水泳施設運営管理講習会修了とは
    水泳施設運営管理の知識を有し、水泳施設運営管理ができるものです。


対象別講習会の種別および受講時間数について

1)対象別講習会について

対象別講習会は、財団法人日本水泳連盟と社団法人日本スイミングクラブ協会が開催する講習会であり、基礎理論(通信講習を含む)、実技指導実習からなります。

各対象別講習時間数は、次の通りです。
<公認水泳教師の場合>
  • 水泳基本の講習会の時間数は、14時間〔基礎理論5時間(通信講習6時間)、実技指導実習3時間〕です。
  • 幼児水泳インストラクターの講習会の時間数は、14時間〔基礎理論5時間(通信講習6時間)、実技指導実習3時間〕です。
  • 学童水泳インストラクターの講習会の時間数は、14時間〔基礎理論5時間(通信講習6時間)、実技指導実習3時間〕です。
  • 成人水泳インストラクターの講習会の時間数は、14時間〔基礎理論5時間(通信講習6時間)、実技指導実習3時間〕です。
  • 競技水泳インストラクターの講習会の時間数は、14時間〔基礎理論5時間(通信講習6時間)、実技指導実習3時間〕です。
  • 水泳安全管理講習会の講習会の時間数は、14時間〔基礎理論5時間(通信講習4時間)、実技指導実習5時間〕です。
  ※対象別講習合計時間数:84時間〔基礎理論30時間、通信講習34時間、実技指導実習20時間〕


<公認水泳上級教師の場合>
  • ベビースイミングインストラクターの講習会の時間数は、16時間〔基礎理論4時間(通信講習8時間)、実技指導実習4時間〕です。
  • 高齢者水泳インストラクターの講習会の時間数は、16時間〔基礎理論4時間(通信講習8時間)、実技指導実習4時間〕です。
  • 妊婦水泳インストラクターの講習会の時間数は、16時間〔基礎理論4時間(通信講習8時間)、実技指導実習4時間〕です。
  • 水泳施設運営管理講習会の講習会の時間数は、16時間〔基礎理論7時間(通信講習8時間)、実技指導実習1時間〕とする。
  ※対象別講習合計時間数:64時間〔基礎理論19時間、通信講習32時間、実技指導実習13時間〕

専門科目(対象別講習会)の受講条件について

1)公認水泳教師の専門科目の対象別講習会受講条件

満18歳以上の健康な方。対象別講習会は、どれから受講してもかまいません。

2)公認水泳上級教師の専門科目の対象別講習会受講条件

満20歳以上の健康な方。対象別講習会は、どれから受講してもかまいません。

資格の取得方法について

1)公認水泳教師資格を取得する方法:

公認水泳教師資格を取得するためには、専門科目84時間(6つの対象別講習会を受講修了と同時に試験に合格すること。合わせて通信講習の試験〔通信レポー ト〕に合格すること。)および共通科目135時間(財団法人日本体育協会が開催する講習会を受講修了と同時に試験に合格すること。)を修了することによっ て、公認水泳教師資格を取得することができます。

2)公認水泳上級教師資格を取得する方法:

公認水泳上級教師資格を取得するためには、専門科目64時間(4つの対象別講習会を受講修了と同時に試験に合格すること。合わせて通信講習の試験〔通信レ ポート〕に合格すること。)および共通科目40時間(財団法人日本体育協会が開催する講習会を受講修了と同時に試験に合格すること。)を修了することに よって、公認水泳教師資格取得を前提に公認水泳上級教師資格を取得することができます。

専門科目(対象別講習会)の講師について


専門科目(対象別講習会)の講師は、財団法人日本水泳連盟と社団法人日本スイミングクラブ協会が認めた講師が行います。

各対象別講習会の受講料および諸費用について


諸費用/
対象別講習会
講習会受講料 テキスト代 検定料
水泳基本のための講習会 9,450円 5,250円 3,150円
幼児水泳インストラクターのための講習会 9,450円 3,150円
学童水泳インストラクターのための講習会 9,450円 3,150円
成人水泳インストラクターのための講習会 9,450円 3,150円
競技水泳インストラクターのための講習会 9,450円 3,150円
水泳安全管理のための講習会 9,450円 3,150円
ベビースイミングインストラクターのための講習会 9,450円 3,150円
高齢者水泳インストラクターのための講習会 9,450円 3,150円
妊婦水泳インストラクターのための講習会 9,450円 3,150円
水泳施設運営管理のための講習会 9,450円 3,150円

(社)日本スイミングクラブ協会認定水泳B級インストラクター資格保持者が「施設運営管理のための講習会」を受講する場合は、「水泳評価」の科目が免除されるために、受講料が8,400円になります。
(社)日本スイミングクラブ協会認定水泳A級インストラクター資格保持者が「施設運営管理のための講習会」を受講する場合は、「水泳施設論」「SCの経営管理と委託業務」「水泳評価」の科目が免除されるために、受講料が6,300円になります。
テキストは、上記全講習会共通の「水泳教師教本」を使用します。

(財)日本水泳連盟認定水泳指導者資格取得者の専門科目の免除について

1)基礎水泳指導員及びスポーツ指導員資格取得者の場合:

  1. 水泳基本講習会の全科目を免除する。
  2. 水泳安全管理講習会の全科目を免除する。

2)公認水泳コーチ資格取得者の場合:

  1. 水泳基本講習会の全科目を免除する。
  2. 水泳安全管理講習会の全科目を免除する。
  3. 競技水泳インストラクター講習会の全科目を免除する。

(社)日本スイミングクラブ協会認定資格取得者の専門科目の免除について


1)水泳C級インストラクター資格取得者の場合:

  1. 水泳基本講習会の全科目を免除する。
  2. 学童水泳インストラクター講習会の全科目を免除する。

2)水泳B級インストラクター資格取得者の場合:

  1. 水泳基本講習会の全科目を免除する。
  2. 学童水泳インストラクター講習会の全科目を免除する。
  3. 幼児水泳インストラクター講習会の全科目を免除する。
  4. ベビースイミングインストラクター講習会の全科目を免除する。
  5. 施設運営管理のための講習会の科目の中の「水泳評価」を免除する。

3)水泳A級インストラクター資格取得者の場合:

  1. 水泳基本講習会の全科目を免除する。
  2. 学童水泳インストラクター講習会の全科目を免除する。
  3. 幼児水泳インストラクター講習会の全科目を免除する。
  4. ベビースイミングインストラクター講習会の全科目を免除する。
  5. 成人水泳インストラクター講習会の全科目を免除する。
  6. 競技水泳インストラクター講習会の全科目を免除する。
  7. 高齢者水泳インストラクター講習会の全科目を免除する。
  8. 妊婦水泳インストラクター講習会科目の全科目を免除する。
  9. 施設運営管理のための講習会の科目の中の「水泳評価」「水泳施設論」「SCの経営管理と委託業務」を免除する。

4)水泳AA級インストラクター資格取得者の場合:

  1. 水泳基本講習会の全科目を免除する。
  2. 学童水泳インストラクター講習会の全科目を免除する。
  3. 幼児水泳インストラクター講習会の全科目を免除する。
  4. ベビースイミングインストラクター講習会の全科目を免除する。
  5. 成人水泳インストラクター講習会の全科目を免除する。
  6. 競技水泳インストラクター講習会の全科目を免除する。
  7. 高齢者水泳インストラクター講習会の全科目を免除する。
  8. 妊婦水泳インストラクター講習会の全科目を免除する。
  9. 施設運営管理のための講習会科目の全科目を免除する。
  10. 水泳安全管理講習会の全科目を免除する。

5)水泳安全法資格取得者の場合:

  1. 水泳安全管理講習会の全科目を免除する。

日本赤十字社の水上安全法資格取得者の専門科目の免除について

1)水上安全法資格取得者の場合:

  1. 水泳安全管理講習会の全科目を免除する。


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