ジュニア救急法(初級)

指導時間(2単位時間)

1 はじめに

 ジュニア救急法(初級)はジュニア救急法(中級)の前段階として位置付け、対象は小学低学年である。発達段階と学校の保健授業を考慮したうえで、カリキュラムの編成を以下のようにする。

2 指導計画

時間 指導項目 指導内容(抜粋) 評価の観点
応急手当の必要性
人を呼ぼう
大人を呼ぶ
救急車を呼ぶ(119番通報)
電話のかけ方
状況の伝え方
助けを呼ぶことの
重要性を理解させる
自分の出血を止めよう 血液の説明
直接圧迫止血法
包帯法「伸縮」
血液を止めることの重要性
伸縮包帯の使い方

3 準備するもの

 電話模型・滅菌ガーゼ・伸縮包帯など

4 指導上の留意点

  1. 指導時間1単位時間は、参加人数等により40分〜50分とする。
  2. 集中力の続かない低学年では、1単位の中で1つの内容を伝えることが精一杯である。
    従って、内容は中級の前段階として「助けを呼ぶ」「自分の血は自分で止める」とした。
  3. 出来るだけ分かり易い言葉や説明と、視覚に訴えた教材を準備すること。
  4. 一人の指導者だけでなく、クラブ指導者(複数)にお手伝いをお願いする。
※初級は心肺蘇生までの一連の動作の中から、小学校低学年で出来る範囲の内容で指導を行う。
 具体的には電話をかけたり大人を呼びにいくことなどが中心である。
※初級では自分で出来る応急手当を覚え、自分で出来ることは自分で出来るようにさせたい。


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