去る1月31日・2月1日の両日、福岡県・北九州プリンスホテルにおいて平成15年度の生涯水泳シンポジウムが開催された。

業界躍進の鍵は指導者の資質向上

▲開会式挨拶
 昨年の大阪から今年度は福岡に場所を移し開催されたシンポジウム。開会式の挨拶に立った奥村征照副会長は、「九州で開催のシンポジウムに日本全国から参集頂いたことに感謝します」の言葉に続けて、「何もしなくても会員が集まったバブルの時代から一転、少子高齢化、厳しい経済情勢の中にある今こそ業界の真価が問われる時。皆さんの資質向上が業界の躍進に繋がる」と指導者の喚起を促しました。
 「人気プログラムを探る第二弾!」をテーマに開催された生涯水泳シンポジウム。特に実技に重点が置かれていることから大変人気があり、今回も84名が参加、受講しました。おなじみの講師の方々も毎回同じ内容にならないように、プログラムにさらに磨きをかけて登場しました。
 「人気プログラムへの秘訣」と題したシンポジウムでは、世代別の人気プログラムと、地方における人気プログラムの現状について話あわれました。
講師からは「人気プログラムを創りだすヒントはどこにでもある。ニーズを見つけるセンサーを持つこと。そしてどう活かすかは自分の努力(勉強)次第。自分を磨くこと」とのアドバイスや、地域によってはプログラムが、「エネルギッシュでエキサイティング」なものと「自分の目的に合った効果が導き出せる」ものと二極化している現状。指導者に対しては「地方の課題は、指導者のスキルアップと裾野の拡大」と「学んだことは実行に移すこと」等といった意見もありました。
 水中運動(アクアダンス)は世代や地域によって好みに違いがあり、特に老若男女同じ内容で指導するには若干の無理があります。しかし、その違いを逆手にとり上手に活かすと新たなプログラムの展開に繋がります。
 今、必要なことは何か、何をどう活かすのか、講師の方々は大きなヒントを提供してくれました。実行し活かすのは現場の指導者です。

●1月31日(土)第1日目
ワークショップA
「ショーアップ アクア
   ウィズ マーシャル」
ワークショップB
「アクティブアクアヨガ」
●2月1日(日)第2日目
シンポジウム I
「人気プログラムへの秘訣」
世代別の人気プログラムと今後
シンポジウム II
「人気プログラムへの秘訣」
地方における人気プログラムの
現状と展望
ワークショップC
「機能改善アクア」
ワークショップD
「アクアダンス
&筋コンディショニング」

平成14年度 生涯水泳シンポジウムはこちらです。≫


[前のページに戻る]